初めての試みでしたのでお客様は勿論のこと、僕自身もどのような生地があり、どのような流れでオーダーしていくのかドキドキモノでした。
是非このレポートを見て、ご理解の上、興味を持っていただければと思います。
まずは生地、ディテール、サイズ等、異なったサンプルの中から自分のサイズのモノをチョイスします。
そこから袖丈、肩幅等を調節していきます。
この写真は信國氏とコブ男くんのセッション。
同じようにパンツも着用し、ウエストや裾丈を調整します。
この際、裾の処理をシングル・ダブルで選べます。
ここで自分だけのオリジナルのサイズデータが揃います。
そして次のステップ、ディテールの詳細に移ります。
また、その襟の幅を少し広くしたい等の微妙な調整も可能です。
次はポケットのタイプ。
外付けにするとカジュアルな雰囲気に。フラップの有無、ポケット口の角度など様々なバリエーションがあります。
その様な細かな仕様を信國氏と実際に相談しながら作れるのも、この企画の醍醐味。
更には襟のステッチの色、縁から何mmに入れるか?等も決めていきます。
さてここで半分。
ここからサンプルの中からお好みの生地選びに入ります。
オールシーズン着られるものと、春夏らしい軽い生地感のものが揃いました。
このブックの一つ一つに数十種類の生地がファイリングされています。
これらの生地メーカーは『英国王室御用達』や『ジェームスボンド着用スーツ』等といった、所謂高級生地メーカーのものが多く、スーツの素人である自分ですら分かる程の『良い生地感』のものばかり。
数限りなくあるサンプルの中から生地を選びます。
ここで最終的に重要になってくるのは『フィーリング』
悩んでも悩んでも、結局は最初に衝動を感じた生地を選ぶ方がほとんどでした。
次は裏地。
裏地も種類が豊富で、無地やウエーブ、ドット、タータンチェックや写真のカモフラから
レオパードやペイズリー等々。
こちらはカラー(襟)の裏地。
ボタンも水牛をメインに豊富にそろえてあります。
ここら辺は主にブレザー等に使うボタン。
そして、その他ジャケットの後ろのベント(割れ目)を真ん中にするか?
サイドにするか?
裏地を半身・全身にするか?
パンツにプリーツは入れるか?
と細かい部分の最終調整をしてオーダー完了となる訳です。
いかがでしょう?
僕も作りましたが完成が非常に待ち通しいです。
今回は冠婚葬祭用でフォーマルに仕上げる方が多かったですが、
いずれ普段着用、夏用冬用など、多種多様にオーダーしていけたらおもしろいですよね。
スーツもワードローブの一つとなれば、よりファッションの自由度も広がります。
次回は8月を予定していますが、秋冬向けの生地として『ハリスツイード』をご用意していただいたり、コートのオーダーも行う予定です。
オーダーシャツも個性がでておもしろそうですね。
このように半年に一回程のペースでやっていきますので、
ご興味が湧いた方は是非次回ご参加ください。
2ヶ月程で仕上がりますので、僕のスーツが完成した際はまたブログにて
ご紹介させていただきます。
この度ご来場いただいた皆様、関わってくれた皆様に多大な感謝を申し上げると共に、
今後とも『火ノ鳥』『TAISHI NOBUKUNI MADE TO MEASURE CUSTOM ORDER SUIT』
をよろしくお願い致します。
火ノ鳥
群馬県前橋市朝日町2-14-21-2F
027-289-3809
hinotori2012@gmail.com