2012-02-29

"TAISHI NOBUKUNI CUSTOM ORDER SUIT" 後記

先週末25、26日に行われた【TAISHI NOBUKUNI MADE TO MEASURE CUSTOM ORDER SUIT】の模様や詳細になります。


初めての試みでしたのでお客様は勿論のこと、僕自身もどのような生地があり、どのような流れでオーダーしていくのかドキドキモノでした。


是非このレポートを見て、ご理解の上、興味を持っていただければと思います。








まずは生地、ディテール、サイズ等、異なったサンプルの中から自分のサイズのモノをチョイスします。


そこから袖丈、肩幅等を調節していきます。

この写真は信國氏とコブ男くんのセッション。




同じようにパンツも着用し、ウエストや裾丈を調整します。

この際、裾の処理をシングル・ダブルで選べます。


ここで自分だけのオリジナルのサイズデータが揃います。





そして次のステップ、ディテールの詳細に移ります。



まずは襟の仕様。左の『ノッチドラペル』と右の『ピークドラペル』から好みの襟を選びます。

また、その襟の幅を少し広くしたい等の微妙な調整も可能です。




次はポケットのタイプ。

外付けにするとカジュアルな雰囲気に。フラップの有無、ポケット口の角度など様々なバリエーションがあります。




その様な細かな仕様を信國氏と実際に相談しながら作れるのも、この企画の醍醐味。





更には襟のステッチの色、縁から何mmに入れるか?等も決めていきます。



さてここで半分。

ここからサンプルの中からお好みの生地選びに入ります。





これが今回ご用意していただいた生地の全てです。
オールシーズン着られるものと、春夏らしい軽い生地感のものが揃いました。

このブックの一つ一つに数十種類の生地がファイリングされています。





これらの生地メーカーは『英国王室御用達』や『ジェームスボンド着用スーツ』等といった、所謂高級生地メーカーのものが多く、スーツの素人である自分ですら分かる程の『良い生地感』のものばかり。




数限りなくあるサンプルの中から生地を選びます。
ここで最終的に重要になってくるのは『フィーリング』

悩んでも悩んでも、結局は最初に衝動を感じた生地を選ぶ方がほとんどでした。




次は裏地。

裏地も種類が豊富で、無地やウエーブ、ドット、タータンチェックや写真のカモフラから




レオパードやペイズリー等々。




こちらはカラー(襟)の裏地。







ボタンも水牛をメインに豊富にそろえてあります。





ここら辺は主にブレザー等に使うボタン。








そして、その他ジャケットの後ろのベント(割れ目)を真ん中にするか?
サイドにするか?
裏地を半身・全身にするか?
パンツにプリーツは入れるか?


と細かい部分の最終調整をしてオーダー完了となる訳です。




いかがでしょう?


僕も作りましたが完成が非常に待ち通しいです。


今回は冠婚葬祭用でフォーマルに仕上げる方が多かったですが、
いずれ普段着用、夏用冬用など、多種多様にオーダーしていけたらおもしろいですよね。

スーツもワードローブの一つとなれば、よりファッションの自由度も広がります。


次回は8月を予定していますが、秋冬向けの生地として『ハリスツイード』をご用意していただいたり、コートのオーダーも行う予定です。

オーダーシャツも個性がでておもしろそうですね。




このように半年に一回程のペースでやっていきますので、
ご興味が湧いた方は是非次回ご参加ください。


2ヶ月程で仕上がりますので、僕のスーツが完成した際はまたブログにて
ご紹介させていただきます。




この度ご来場いただいた皆様、関わってくれた皆様に多大な感謝を申し上げると共に、
今後とも『火ノ鳥』『TAISHI NOBUKUNI MADE TO MEASURE CUSTOM ORDER SUIT』
をよろしくお願い致します。



火ノ鳥
群馬県前橋市朝日町2-14-21-2F
027-289-3809
hinotori2012@gmail.com








2012-02-23

"TAISHI NOBUKUNI MADE TO MEASURE CUSTOM ORDER SUIT"

いよいよ今週末の土日、日本の誇るデザイナー/テーラーである信國大志氏が火ノ鳥にご来店いただきます。

前回のエントリーにも書いた通り、2月の25日、26日に『TAISHI NOBUKUNI MADE TO MEASURE CUSTOM  ORDER SUIT』が開催されます。

米で洋服をバイイングし、英で洋服を学び、テーラーで修行を積み、日本のアパレル界のビッグネームとなった信國氏。

現在、デザインから始め、パターン、裁断、縫製、仕上げに至るまで、一人で完結できる人間は日本に一人だと言われています。

洋服好きな方は信國氏とお話できるだけでも、価値のある時間が過ごせるのではないでしょうか。

もちろん、スーツを作るには少し勇気が、、、という方でも、雰囲気を楽しみに来ていただきたいと思っております。



以下『TAISHI NOBUKUNI』のコレクションと『MADE TO MEASURE』のサンプルの画像となります。















皆様のご来店、心よりお待ちしております。






火ノ鳥
群馬県前橋市朝日町2-14-21-2F
027-289-3809
hinotori2012@gmail.com










2012-02-18

火ノ鳥の新たなる試み

リニューアルオープンから早くも一週間が経ちました。

たくさんの方からお祝いや差し入れ、メッセージや電話をいただいて最高のオープンとなりました。

改めまして、皆様ありがとうございました。

皆様のご期待に添えるよう精進してまいりますので、これからもよろしくお願い致します。








そして来週末、火ノ鳥の新たな試みが始まります。






"TAISHI NOBUKUNI MADE TO MEASURE CUSTOM ORDER SUIT"
at 火ノ鳥
2012 / 02 / 25, 26 / 14:00〜20:00



です!!



火ノ鳥として生まれ変わり、『洋服屋』としての進化を考えた時、行き着く結論の一つがオーダースーツであると考えます。

生地から自分で選び、ポケットやボタンのディテール、ステッチの入れ方、裏地に至るまで自分で選び、世界に一点の自分だけのスーツを作り上げる。

冠婚葬祭からフォーマル、普段着として、生地やパターンを選ぶ段階からプロフェッショナルと相談しながらオーダーできます。


そして今回その企画に快く協力してくださるのが、信國大志氏。



以下信國大志氏のプロフィールとオーダースーツの詳細です。


<TAISHI NOBUKUNI >
20代をバイヤーとしてアメリカ・ヨーロッパで過ごした後、ジョンガリアーノに師事しフランスでデザイナーを志す。
その後ガリアーノに推薦され、ロンドンのセントマーチン美術学校を卒業し、自身の名を冠したTAISHI NOBUKUNI をスタートさせる。
自らのブランドに加え、TAKEO KIKUCHIのクリエイティブディレクターを務めた経験を持ち、現在ではWILDLIFE TAILORのディレクションも務める。
2011年11月には自身のオーダーサロン"THE CRAFTIVISM taishi nobukuni"を銀座にオープンさせる。
2005年毎日ファッション大賞 新人賞受賞


<TAISHI NOBUKUNI ORDER SUIT>
ロンドン / サビルロウスタイルのテーラーに師事し、習得したテーラリンク技術を東京 / 佐々木康夫氏の元で他に類を見ないタイとコンストラクションのスーツに昇華。
イタリアでもなくロンドンでもないそのスタイルは前肩のパターンや自社開発の毛芯などの技術的なエレメントを要し、職人的なエッセンスがデザインに反映された独自のコレクションとなっています。



当日は9万、10万、12万(JKT・PANTSの2ピース)のランキングの生地を中心に用意していただく予定です。

上記の表の生地のランキングを選んだ段階で価格が決定します。(細かいディテールや裏地等は価格に影響いたしません。)



オーダースーツというととても効高価なイメージがあると思いますが、上記の価格でお作りできます。



スーツは歳を重ねる程に必要な状況が増えてくるものですので、この機会に是非自分だけのオリジナルスーツを作成してみてはいかがでしょうか?


もちろん僕も作ります!


いきなりオーダーはちょっと、、、という方も、是非様子を見に来ていただくだけでも結構です。


洋服好きとして、もう一歩踏み込んだ世界を共有しましょう。














ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

火ノ鳥
群馬県前橋市朝日町2-14-21.2F
027-2890-3809
hinotori2012@gmail.com