2012-09-05

とある日常の1ページ

お久しぶりです。


おかげさまで9月1日のリオープン以来たくさんの方々に遊びに来ていただき、

楽しい毎日がスタートしています。


ここらへんで新作紹介、、、といきたいのですが、

今回は先日起きた、少し心が『ほっこり』するお話を。。。




ある朝、起きてリビングに行くと

『お父さんと伊豆旅行に行ってきます』

の書き置き。


気にする事も無く、仕事をして、夕食を食べて、帰宅。

いつもと変わらぬ日常。


帰って洗濯かごを見ると、
そこにはおよそ1年前に父にプレゼントしたネルシャツが丸められていました。



プレゼントしてから一度も着ているところを見た事が無く、

父が洋服には無頓着なのもあり、『気に入らなかったかな?』と思っていたネルシャツ。



でもそれは、紛れも無く、結婚して40年を迎えようとしている父の、
母との『デート服』なのでした。



子供として純粋にうれしいのは勿論ですが、

半分、

洋服屋として、とても嬉しく思いました。



その洋服を何と合わせるか?どんなサイジングで?

それよりももっと根本的なモノ。



誰かにとってそれが『特別な洋服』であるということ。



自分はそのような、
『特別な洋服』を売っているんだと改めて気付かされる出来事でした。

そして、当たり前のようで忘れかけていた大切な気持ちを、

また父から教わったのです。



そのネルシャツは今また、次に着られる機会を伺いながら、

何事も無かったかのように父の部屋の壁に飾られているのでした。






というお話。




こんなことを書くのはガラでは無いのですが。。

ガラじゃないのでSMSに書き込む気は起きず、だけど忘れたく無い出来事だったので。


みなさんに無理矢理お付き合いさせしましましたネ。


次のエントリーからは新作紹介に入りますので、しばしお待ち下さい!!




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